設立の経緯

 広島市は、中・四国地方の中枢都市として発展を続けており、流通面においても、瀬戸内経済圏の中核としての使命を有しております。
 しかし、広島市の都市部に集中立地する流通業務施設は、施設の狭あい、拡張用地取得難、道路交通のふくそうなどにより流通機能の低下をきたし、時代に即応した流通業界の近代化・合理化が強く要請されるところとなりました。
 このため、広島市では、西部開発臨海埋立地内に、国が定めた「広島市(周辺地域を含む。)の流通業務施設の整備にかかる基本方針(1972年[昭和47年] 9月)」に基づき、中央卸売市場、卸売業、製造加工業、トラックターミナル、倉庫等を集約立地させ、中・四国地方の中枢的役割を果たす一大流通業務団地の建設を推進することとなりました。
 この流通業務団地において、トラックターミナル及び倉庫は物流の基幹施設となるものであり、広島市では、これらの施設を公共的立場から、建設、運営するため、資本金の60%(増資後は69.98%)を出資して、当社が設立された次第であります。